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PrivacyVisor

2014年7月10日

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PVG-project

プロダクトデザイン開発

国立情報学研究所(NII)でメディア情報セキュリティについて研究している越前教授の理論を製品化、社会実装するお手伝いをしている共同開発プロジェクトです。 先生の研究理論を学術的に理解するのは難解なので、私は映画マトリックスの世界観でクールな研究をしている先生と勝手に解釈してしまっています。(俗化してしまって先生すいません。) その先生と製品を開発して一年、建築で言えば基本設計が終わった段階でしょうか、製品の基本構成が決まりディテールデザインへと移行する段階まで進みました。

メガネフレームの生産で世界有数の産地である福井県鯖江市の企業さんたちの協力を得てプロトタイプができたので、先日鯖江市長のもとへ表敬訪問へ行ってまいりました。 鯖江市長のブログ

開発している製品はプライバシーバイザーと言って、カメラを通した顔検出を身体的な段階で失敗させプライバシーの侵害を防止する道具です。 プライバシー意識の高い欧米では越前先生の研究は早くから話題になっており、 BBC Newsでも採り上げられています。(動画5:05から)

仮想現実とリアル世界の境界を舞台にするマトリックスは15年程前の作品で、当時は近未来映画としてフィクショナルな部分を楽しんでいましたが、現在のサイバー世界で起こっている出来事、様々な分野での技術開発を見渡すと近未来というのはすぐそこにあるような気がします。 ネオ(キアヌリーブス)がサングラスでなくプライバシーバイザーをかけていればストーリー展開は変わっていたかも。(笑)(サングラスをかけても顔検出はされてしまいます。)

プロトタイプ IMG_4646.jpg PrivacyVisorレジスタードマーク

リアル社会とネット社会の境界で起こるプライバシーの扱いについては未熟であり、今後、ライフスタイルもプライバシーの価値を軸に作られる事にもなってくるでしょう。 また建築家の立場でみた場合、社会での境界をデザインすることを建築の一側面と捉えると、新たな展開として非常に興味深い開発です。

プライバシーバイザーは全く新しい道具なので、どういった引き出しに納めていくのか、目下模索中! 今後、製品開発の報告をしていきます。

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